サウンドバーとかについて書くブログ

別のブログでは知財管理技能検定1級試験を中心として知財系のことをいろいろ書いてますが、このブログでは知財以外のことについていろいろ書きます

本当にYAS-207は2ch信号にも擬似3Dサラウンドは対応します

5月11日、日本テレビ金曜ロードショーで、映画パシフィック・リムが放送されました。私はそれを録画しておき、先日ようやく見ました。もう3週間ほどたってます(笑)。

 

録画を見る時、レコーダーとTVにつないでいたYAS-207は擬似3Dサラウンドに設定していました。で録画を見ていたら、本当にちゃんと3Dサラウンドを感じたんですよ。そういう機能だから当たり前ですけどね(笑)。2ch(ステレオ)信号にも擬似3Dサラウンド機能は作動し対応しているのは間違いありません。実感できました。

 

念のため日本テレビにも電話して重ねて確認しました。間違いなくパシフィック・リムはステレオで放送されました。わざわざサラウンドと表記しない限りは、地上デジタル放送は基本2ch、ステレオ(ごく一部の番組はモノラル)放送です。サラウンドではありません。金曜ロードショーもそれは同じで、ごくまれにサラウンド放送をしたことがありましたが、基本ステレオ放送です。サラウンドではありません。

 

ですから仕様どおり、YAS-207は、(録画した)地上デジタルTV放送のステレオ音声信号から擬似的に3Dサラウンドを作りこれを再生した、ことになります。そして、どうやらこれにはDolby PrologicⅡはからんでいないようで、ステレオ信号から直接擬似3Dサラウンド信号にしているようです(なお、普通のサラウンドモードでは、Dolby PrologicⅡはちゃんと作動します。)。これも一種のアップミックス機能ですかね。すごいぞ、YAS-207。

 

ただ、残念ながら、後背部のサラウンド感はほとんど感じることができませんでした。擬似3Dサラウンドの限界、というよりは、YAS-207自体の本来の(仮想、擬似両方の意味での)ヴァーチャルサラウンド性能の限界なのでしょう。しかし、それ以外の部分では3Dサラウンド感を感じました。特に前方上方部は比較的強く3Dサラウンド感を感じました。

場面でいえば、特に最初の部分での、「イェーガーと怪獣が戦うシーン」「怪獣にやられたイェーガーが突然通りすがりのおじいさんと孫の前に現れて崩れ倒れるシーン」は、個人的にはかなりリアルな3Dサラウンド感でした。大きな図体のイェーガーに見合った迫力のある音です。TVがもっと大きかったら、映像面の迫力が加わり、さらにど迫力だったことでしょう。

 

もとの音声信号がサラウンドでなく2ch(ステレオ)でも、YAS-207ならば擬似的ですが3Dサラウンドを楽しむことはできる、というふれこみは間違いないようです。YAS-207の3Dサラウンド、いろいろ楽しめそうです。

 

 

なお、念のため書きますが、YAS-207の擬似3Dサラウンドは、Dolby Atmosやdts: Xにおける3Dサラウンドとは違いますので、混同しないでくださいね。また、2ch音声の擬似3Dサラウンド化は、音像の定位感と移動感についてはそれなりのものにはなってしまうことを付け加えます。

それでもそれなりに擬似3Dサラウンドを楽しむことができるのですから、YAS-207はやはりたいしたものだと思います。