サウンドバーとかについて書くブログ

別のブログでは知財管理技能検定1級試験を中心として知財系のことをいろいろ書いてますが、このブログでは知財以外のことについていろいろ書きます

スポーツ鑑賞やコンサートライブで求めるサラウンドと、映画で求めるサラウンドは全く違うと思う

久々に書きます。5ヶ月ぶりですね。

 

これまでテレビやDVD、BDを見て思ってきたことなのですが、私は「スポーツ鑑賞やコンサートライブで求めるサラウンドと、映画で求めるサラウンドは全く違う。」と考えています。

 

両者の間の一番大きな違いは、「音の定位感及び音の移動感の厳密性」だと私は考えます。

 

スポーツ鑑賞やコンサートライブにおいては、厳密性は映画ほど求めないと思います。音の定位や音の移動よりも、音に包まれる感じを求めるのではないか、と思います。スポーツならあたかもスタジアムの観客席で見ているリアルな雰囲気を作り出す、コンサートライブならコンサートライブの会場にいてライブを目と耳で生で見て聴いて楽しんでいる感じを作り出す、ということを求めるのではないかと思います。

 

これに対して、映画は音の定位感や音の移動感を、スポーツ鑑賞やコンサートライブに対して、かなり厳しく求められると思います。少なくとも、現在では。音に包まれる感じはむしろ邪魔。役者の声(セリフ)、効果音、BGM、それぞれが互いを邪魔せず、そして効果的になるように、映画は作られているはずです。

 

スポーツ鑑賞やコンサートライブで求めるサラウンドと、映画で求めるサラウンドが、全く違うものである以上、これらに対してのサラウンドの機能や設定も異なると思います。実際、サラウンド機器にはそういうモードを用意されてはいます。

ですが、なんか物足りないのです。家庭用サラウンド機器は、映画館のサラウンドシステムほど音の定位感や音の移動感が高くはありません。また、スポーツ鑑賞やコンサートライブを見ても、リバーブとかでとりつくろって誤魔化しているような気がしてなりません。

 

 

まあ、テレビは未だにステレオ音声のソースが多い(ドラマやアニメ、音楽番組、スポーツ中継等は、サラウンドでやってもらいたいです。)のですから、あまりサラウンドに力を入れても仕方がないのかもしれませんね。