サウンドバーとかについて書くブログ

別のブログでは知財管理技能検定1級試験を中心として知財系のことをいろいろ書いてますが、このブログでは知財以外のことについていろいろ書きます

ヴァーチャルサラウンドについて(その2)

(その1から続きます。)

 

実は、前回に書いたこと以外で「ヴァーチャル」と表現している場合があります。

 

例えば、音声信号自体はただのステレオ音声信号なのに、そのステレオ音声信号から「擬似的」にサラウンド音声信号をつくりだす(正確には、サラウンド成分として使える音声信号部分をとりだして、サラウンド音声信号をつくり出力することで、サラウンドの音場を構築している、と書くべきでしょうか)、これをもって「ヴァーチャル」といっている場合があるのです。

 

これで何が困るかというと、物理的なスピーカーにおける「ヴァーチャル」と、音声信号そのものにおける「ヴァーチャル」とを、一緒にされている方々がいて、時々話をしていると話が通じなくなりおかしくなることがあるのです。

 

今回の場合は、サラウンドではない音声(ステレオ音声)を擬似的にサラウンドにしてしまう、というものです。

 

それに対して、前回の場合は、物理的に少ないスピーカーユニットでサラウンド音場を構築し、サラウンド音声信号をそこにあてはめて、サラウンドサウンドを再生しよう、というものです。

 

この違いを理解されておらず、ごちゃまぜにされているため、話がおかしくなることがあるのです。

 

(その3に続きます。)