サウンドバーとかについて書くブログ

別のブログでは知財管理技能検定1級試験を中心として知財系のことをいろいろ書いてますが、このブログでは知財以外のことについていろいろ書きます

「擬似」と「仮想」の違い

このブログで、私は「擬似」サラウンドと、「仮想」サラウンドと、言葉を使いわけています。時々意識せず混同しているかもしれませんが、基本的に下記のように使いわけています。御理解お願いいたします。

 

 

●「擬似」サラウンド

例えば、もともと2ch(ステレオ)の音声信号を5.1chサラウンドにする、5.1chサラウンドを7.1chサラウンドにする、というような、もとの信号からchを増やしていく形で仕様を変える場合を、私は「擬似」と表現します。

YAS-207について、私は、Dolby Prologicによるサラウンドや、dts:Virtual X技術を使って実現した3Dサラウンドも、「擬似」と表現します。

 

 

●「仮想」サラウンド

例えば、機器の物理的(ハード的)なシステムは2chなのに、ブルーレイディスクそのものはDolby Digitalにせよdtsにせよ何にせよマルチchの仕様、だとします。この仕様を物理的に2chのシステムで再現している、このような場合を私は「仮想」と表現しています。

YAS-207については、物理的には2.1ch(ステレオプラスサブウーファー)でしかないシステムであるのに、5.1サラウンドを実現しているのです。これを私は「仮想」と表現します。YAS-207は、存在していないサラウンドスピーカーが、あたかも存在するかのように5.1chサラウンドを実現させています。

 

 

私が考える、「擬似」と「仮想」の違い、おわかりいただけましたでしょうか。